転職にも有利なITILを学ぶには
ITサービスの勉強をしていたり、IT業界にいるとITILというワードを耳にすることがあります。イギリスの政府機関によってつくられたITサービスマネジメントのお手本になる書籍です。IT組織がITサービスをビジネスにおいて活用する能力や機能、サービスの役割などを示すのがITサービスマネジメントです。そうやったら効率的にITサービスを活用できるのかを考える指針になって、万が一何か起きたときにどうたらいいのかといった問題解決をするときにも役にたちます。履歴書に書くことで、転職をするさいにも効果的ですし、職場経験がなくても知識をもっているということで、あとは現場で経験値をあげることでの将来性をかってくれるのは間違いありません。ITILを学ぶには、研修コースを設けている企業もありますし、セミナーを開催している人もいます。
初めてのITILの勉強は研修受講でも独学でも可能です
ITILの資格は、一番簡単な入門者向けの資格がファンデーション、そして中級者向けのインターメディエイト、上級者向けのエキスパート、最上資格のマスターの4つの資格があります。ITサービスの現場でITILを取り入れることで、投資に見合った効果を期待できますので、ITILの知識を持つ人材は企業にとって将来性が期待できる人材になるのは間違いありません。入門者向けの資格であるファンデーションはIT業界やITサービスを取り入れている企業で就職するのが目的でなくても、知識の習得の確認として受験する人もいます。専門家の研修やセミナーを受講するのもいいですが、多忙で受講する時間がなかなかとれない、スケジュール調整が難しいという方は関連書籍を入手して15時間ほど勉強することで合格ラインにたてると言われています。
受験対策のポイントを知って重点的に勉強したい
ファンデーション試験の場合、ITILの分野のなかでもサービスサポートにまつわるものの出題が多いのが特徴です。試験内容の6割以上を占めています。具体的な内容として、サービスデスクに関すること、インシデント管理、問題管理、そして変更管理とリリース管理、構成管理です。専門的な知識を学ぶときに、各用語の定義についても正しく把握しておくことが必要です。実際の現場でどう活用するのかというより、定義やどのプロセスに関係するのか等の学問的知識が必要ですので、書籍を手に覚えるのが賢明です。家事や育児に忙しい主婦の方、主夫、日中は仕事で多忙な方も空き時間で勉強をする必要があります。試験対策本もいくつか出ていますので、さしずめ英検や漢検を受ける気分で、勉強をすすめてください。資格取得後は、転職、就職が待っています。